外壁を掃除しよう

外回り

外壁を掃除しよう

建物のイメージを決める外壁は常にきれいにしておきたいものです。
外壁の汚れを長く放置してしまうと下地が劣化して、お家の劣化を早めてしまう恐れもあります。
外壁の汚れは定期的に掃除しておくことをオススメします。
実は外壁の汚れは意外と簡単に自分でメンテナンスできるのです。

汚れの原因

汚れ①都市型汚れ

外壁汚れに大部分はこの汚れです。
窓ガラスの固定などに使用されるシーリング材には、油分が含まれています。油分は年月が経つにつれて少しずつ溶け出し、雨水などで拡散されて、外壁に付いてしまい、さらにその上に塵や埃などと混ざり頑固な汚れになるのです。
この堆積した汚れを「都市型汚れ」といい、窓や排気口、外壁の軒下などに黒ずみとして現れます。
都市型汚れは油性の汚れなので、雨などでは簡単に流れ落ちません。

汚れ②雨だれ汚れ

雨だれ汚れは、雨水が排水される通り道となる場所に、雨水とホコリなどが一緒に流れて外壁に付着する、黒い汚れのことです。
近年の外壁材には水を弾く疎水性を持ったものも増えてきました。
このような壁は確かに水は弾きますが、雨水に付着する汚れや大気中の油分汚れは弾いてくれず、外壁に吸着して汚れになるのです。

汚れ③苔・藻・カビによる汚れ 

日当たりが悪く、湿気の起きやすい北側の外壁には苔やカビができやすくなります。
菌や胞子は汚れを栄養にして繁殖するため、外壁掃除を怠っているとコケや藻、カビがどんどん増えてしまいます。

自分でできる外壁掃除

外壁は年月が経つにつれて次第に汚れが付着し、汚れは蓄積するほど、落ちにくく頑固な汚れになります。
そのまま放置すると、防水効果が低下したり外壁の劣化を早めてしまいます。
気づいた時には劣化が建物内部にまで進行し、補修費用が高くなってしまった!そうならないためにも、定期的にメンテナンスしましょう!

外壁の掃除

用意するもの

  • スポンジ又はブラシ(洗車用など軟らかいもの)
  • 雑巾
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋(手荒れ防止)
  • ホース(洗浄機を使う場合は水圧が低いもの)

手順

  • 水洗いで塵や埃などの汚れをおおまかに落としてください。
    上の方からゆっくり洗っていきましょう。
    家庭用の高圧洗浄機を使う場合は材質に注意が必要です。
    家庭用の高圧洗浄機の威力ではきれいに汚れが落ちないだけではなく、水圧により外壁材が破損する恐れがあります。
    漆喰の外壁は洗浄を行うと、漆喰が大量に剥がれ落ちてしまうのです。
    またモルタル外壁や漆喰の外壁は、洗浄と塗装を合わせて行う必要があるため、業者を頼る方がいいでしょう。
  • 水だけで落ちなかった汚れを中性洗剤とスポンジ(ブラシ)で洗います。
    中性洗剤をぬるま湯で10倍~20倍程に薄めたものを使用しましょう。
    ブラシを使う際は外壁を強くこすらないように注意しましょう。汚れを落としたついでに塗装まで剥がれてしまっては逆効果です。
    ※塗料や目地が削れるため「研磨剤」を外壁の洗浄に使ってはいけません。
  • 洗剤をつけた場所は十分に洗い流してください。洗剤が残ってしまうと劣化の原因になります。
  • 目地・コーキング部分は雑巾で優しく拭きとってください。
    コーキング部分には直接水を当てず、雑巾で優しくふき取るようにしてください。コーキング部分が傷つくと、建物内部への水の浸入を起こす原因となります
  • あとは自然に乾くのを待ちましょう。(自然乾燥)

まとめ

外壁の掃除は年に1~2回をオススメします。十分に乾燥させるため晴れの日に掃除しましょう。

尚、掃除の際は、安全を第一に考え、2階の壁や、手の届かないところを無理に掃除することの無いようにしましょう。

お掃除していても、10年程度が経過したら、しっかりした洗浄のうえ、塗装や、シーリング付け替え等のメンテナンスが必要です。その際は、すまいーだPLUSにご相談ください。