電話の相手は本当に知り合いですか?「アポ電強盗」にご注意

防犯

電話の相手は本当に知り合いですか?「アポ電強盗」にご注意

被害は東京都だけで年間約3万4千件

「アポ電強盗」という犯罪を皆さんは耳にしたことがありますか?
これは強盗の標的とする家に、事前に現金があるかを確認する
「アポイントメント電話=犯行予兆電話」をかけ、その後、強盗に押し入るといった手口の犯罪です。

警視庁の情報によると、平成30年の1年間で寄せられた「アポ電」の被害件数は東京都だけで約3万4千件にも上ります。
平成31年には、東京都内で一人暮らしの高齢女性がアポ電を受けた後、強盗に入られ殺害されるという恐ろしい事件が発生しています。

犯人は親しい知人や公共機関などの名を騙って、あなたの家の情報を聞き出そうとします。
電話の相手がどんな人でも、個人情報は答えないように気を付けましょう。

犯人は、親族・役所職員・金融機関などを装い、「家族構成」「資産情報」を聞き出し、標的を定めます。

アポ電強盗の対策は、留守番電話機能を利用して、非通知や知らない番号からの電話には出ないことが有効です。
預金や自宅の現金を尋ねるような不振な電話がかかってきても絶対に答えず、少しでも怪しいと思ったらすぐ切り、警察に通報しましょう。

また、犯人は自分の声などの証拠を残すことを嫌がるため、防犯機能を備えた電話機への交換や、今お使いの固定電話にも取り付け可能な詐欺電話対策機器の設置も有効です。無料貸し出しを実施している自治体や警察も一部ありますので、お住いの地域の防犯情報も確認してみましょう。

【対策】

・家族間で連絡を取り合い、愛言葉などを決めておく
・留守番電話機能を利用して、非通知や知らない電話からの電話には出ない
・「自動通話録音」「迷惑電話ブロック」「ナンバーディスプレイ」などの防犯機能付き電話機を使用する
・ALSOKが取り扱う「トビラフォン」など、詐欺電話対策機器を設置する(2020年夏取扱い開始予定)

この記事の出典

執筆者: ALSOK