​​料理にも使えて育てやすい!ハーブ栽培

ガーデニング

​​料理にも使えて育てやすい!ハーブ栽培

ガーデニングを始める際、ハーブを育てたいと思う方、多いんじゃないでしょうか。
ハーブは丈夫で育てやすいので、ガーデニングをはじめてみよう!という方におすすめの植物です。
ハーブは見て楽しむだけでなく、日々のお料理にも使えるので、レシピの幅も広がりそうですね。
なんといっても、採れたてのハーブは風味や香りが格別なので、ハーブティやアロマなど、生活に彩りがプラスされますよ。
今回は、ハーブの基礎知識、育て方、おすすめのハーブをご紹介します。

​​ハーブの基礎知識

ハーブには、1万を超える種類があり、
代表的なハーブには、ミント、バジル、ラベンダー、ローズマリー、パセリ、パクチー、など…
また、ドクダミやシソ、ショウガやワサビなど、日本でも馴染み深い植物もじつは立派なハーブなんです。

そもそもの名前の由来は、ラテン語で草を意味する「ヘルバ(herba)」を語源とし、
食用・飲用・薬用・美容・園芸・装飾など、生活のさまざまな場面で幅広く活用され、ハーブは暮らしに役立つ植物として、古くから親しまれてきました。

ハーブの育て方

初心者の方は、苗から育てるのがおすすめです。種から育てる場合は時間がかかり、失敗してしまう場合があるからです。
また、鉢やプランターを使用して育てれば、日差しや雨風を調整できたり、根が広がって増えすぎるのも防いでくれます。

用意するもの

  • 市販のハーブ用培養土(野菜の培養土でもOK)
  • ハーブの苗
  • 鉢、プランター
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 軍手

手順

  • 鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を敷きます。になっている箇所に漂白剤を吹き付ける。
  • その上に鉢の1/3くらいの土を入れます。
  • ポットから苗を取り出し、手で苗についた土を1/3くらいほぐし落とします。(根が長すぎる場合はハサミでカットしましょう。)
  • 鉢のフチから2~3cmくらい下まで土を入れます。
  • 土を軽く押さえて、平にします。
  • 最後に鉢の底から流れでるくらいたっぷり水を与えましょう。

ハーブを育てるポイント

水やり

土の表面が白く乾いてきたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
その際、花や葉っぱに水がかかると傷むので、根元に水を流しこむようにしましょう。
こまめに水やりをすると、土の中がムレた状態が続き、根腐れしてしまうので、水の与えすぎには注意しましょう。

肥料

植える際に使用した、培養土には肥料が含まれているので、1ヶ月程度は効果が持続します。葉が黄色くなってきたら肥料切れのサインですので、
「ハイポネックス原液」などの液体肥料を与えましょう。
3~7月はハーブの生育期なので、生育が悪いと感じた場合も液体肥料を与えましょう。

陽当り

多くのハーブは日光を好みます。半日以上日が当たることを目安として、日当たりの良い場所にハーブを置きましょう。しかし、中には強い日差しに弱い種類もありますので、注意してください。

摘芯

摘芯とは主枝の成長を抑える為に、茎の先端をカットすることです。
新芽高さが10~20cmほどになったら、若い芽を先端から摘み取ります。こうすることで、栄養が分散し、さらに新しい芽が左右に生えて、結果的に収穫量を増やすことができます。
また、茎をカットしないと花が咲き、栄養が花へと流れて葉っぱが茂らなくなってしまうので気を付けましょう。つぼみがついたら取るようにしてください。

おすすめのハーブ

使い勝手がよく、育てやすいハーブを3つご紹介します。

ミント

ミントは、気温の変化に強いとても育てやすい植物です。地植をすると想像以上に増えてしまうので、プランターで育てることをおすすめします。
あまり乾燥した状態を好まないハーブなので、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。
ミントはハーブティーやお菓子などに使いやすいハーブです。ミントティーは清涼感たっぷりなので、アイスで飲んでも美味しいですよ。

ローズマリー

ローズマリーはチキンや魚などと相性がよく、料理の幅が広がる、使い勝手のいいハーブです。
また頭をシャキッとさせる効果もあるハーブなので、気分をすっきりさせたいときに、ハーブティーで飲んでみるのもおすすめですよ。
ローズマリーは日当たりの良いところを好むので、しっかり日が当たる風通しの良い屋外に置いてあげてください。
また、乾燥を好む品種ですので、水のやりすぎには注意してください。

バジル

強い香りが特徴で、生葉のままパスタやピザ、サラダ、肉料理などに使用すると、風味をアップさせてくれます。
暑さに強いので、日当たりがよい場所で育てましょう。また、乾燥には弱いので、土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。
20cmくらいの高さになったら、収穫を兼ねて摘心をすると、脇芽が伸びて、収穫量がアップします。
花が咲くと新芽が出にくくなるしり葉も固くなるので、花を咲かせないこともポイントです。

ハーブは観賞するだけではなく、料理に使用したりと幅広く使える、育てやすくて丈夫な、初心者におすすめの植物です。
自分好みのハーブを見つけて育ててみてはいかがでしょうか。