シロアリ生態と危険性

点検

シロアリの生態と分布

日本には22種のシロアリが生息しており、住宅に被害をもたらすのは主にヤマトシロアリとイエシロアリで、最近はアメリカカンザイシロアリの被害も増えてきています。
シロアリは暖かく湿気の多い場所を好み、土中や木材で生活をしていることが多く、住宅の床下は特に狙われやすい場所になります。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に、イエシロアリも神奈川以西の沿岸部を中心に生息しており、日本全国ほとんどの地域で被害にあう危険性があります。

シロアリの被害

シロアリ保証が切れた後、薬剤再施工を行わなかった物件について
築10年未満の建物では被害発生率5%、築15年以上で10%を超えるとの調査結果もあります。(国土交通省:2013年 シロアリ被害実態調査報告書より)
シロアリは床下に侵入してくることが多く、土台や柱の下部が食害されます。土台や柱は建物を支える重要な部位となりますので、被害状況によっては大掛かりな修繕工事が必要になってしまいます。

シロアリ対策

①水漏れ・雨漏りがないかチェックする
シロアリは湿気を好みますので、木材などが濡れていないか定期的な確認が必要です。

②基礎の近くに鉢植えを置かない
鉢植えが基礎の近くにあると土中から這い上がり住宅に入り込み易くなってしまいます。

③庭に切株や残材を放置しない
木材はシロアイの好物です。庭に置きっぱなしにせずに、撤去しておきましょう。

④定期点検(無料)を利用する
2年、5年、10年の定期点検では必要な部位の調査結果を確認出来ます。
無料ですのでご住宅の健康診断として、お申し込みください。