浴室・洗面
普段のお手入れ

手順
- 排水口に溜まったゴミはこまめに捨てましょう。
- 熱めのお湯をかけましょう。50℃以上の熱に触れるとカビは死滅します。
- 入浴後は乾いた雑巾などで水垢が目立つ鏡やステンレス・曇りガラスをさっと拭くだけでキレイが長続きします。
- 換気扇はできるだけ24時間回しましょう。湿度が高い場所はカビが好む環境なので、カビ予防にはお風呂場を乾燥させることが一番効果的です。
しっかり掃除
お風呂の汚れは4種類。
この4種類の汚れをしっかり掃除できるようになればきれいなお風呂が実現可能になります。
汚れ①赤カビ

浴室やシンクの端でピンク色のヌメリのある汚れを見たことはないでしょうか。
実はそれ、カビではなくロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)という酵母の一種でカビと同じように湿度の高い場所を好み、皮脂などの汚れを栄養にしています。
カビとは違って材質の中に入り込むことはないので、こするだけで落ちます。
しかし、ただこするだけだと残った菌が繁殖してしまい、すぐに元の状態に戻ります。
ピンクの汚れを駆除するためには市販の「カビキラー」や「バスマジックリン」を使ってしっかり除菌しましょう。

用意するもの
- 掃除用スポンジ
- 市販の塩素系漂白剤(カビキラー)
- 手袋
- 雑巾
手順
- ピンク色になっている箇所に漂白剤を吹き付ける。
- 5分くらい放置。
- 冷水で勢いよく流す。
- 残った汚れはスポンジでこすり落とす。
- 乾拭きする。
汚れ②黒カビ

お風呂の掃除でもっともしつこいのは黒カビですね。正式名称をクラドスポリウム (Cladosporium)と言います。
しつこい原因は黒カビは付着した場所に根を張って表をきれいに掃除しても材質の中に入り込んだ根からまた生えてくるからです。
黒カビ対策は塩素系漂白剤を使ってしっかり落とすのが重要です!

用意するもの
- ・乾いたぞうきん
- ・市販の塩素系漂白剤(カビキラーなど)
- ・手袋
- ・食品用ラップ
手順
- カビ部分の水気を乾いたぞうきんなどで拭き取る。
- カビに塩素系漂白剤を吹きかける。
- 漂白剤をかけた部分をラップでパックする。
- 5分ほど(頑固で落ちない部分は10分ほど)放置したらシャワーで洗い流す。
汚れ③水垢・石鹸カス

浴室の鏡やステンレスについている水垢やせっけんカスがスポンジなどでこすってもなかなか落ちなくて困ったことありませんか。
実は正しい方法で簡単に落すことができます。ここでは道具選びがポイントです!

用意するもの
- ・マイクロファイバークロス2枚
- ・研磨材が入った洗剤(シブ)
- ・食品用ラップ
手順
- 洗剤を丸めた食品用ラップにつけ、円を描くようにやさしく磨きます。
- 型絞りしたクロスで残った洗剤を拭き取ります。
- 乾いたクロスで水気を完全に取ればおわりです。
汚れ④垢・皮脂汚れ

掃除をしても浴室の床が黒くなってしまうことがありますが、これはいつもの掃除で落としきれなかった「皮脂」が蓄積したものです。体から出た皮脂は酸性を持つ汚れなので、アルカリ性を持った洗剤を使うとよく落ちます。

用意するもの
- ・掃除用ブラシ
- ・アルカリ性洗剤(ない場合は重曹を使いましょう)
- ・手袋
- ・雑巾
手順
- シャワーで床を濡らす。
- アルカリ性洗剤、もしくは重曹を粉のまま振りかける。
- 掃除用ブラシでこする。