お庭で本格的家庭菜園を楽しもう!

ガーデニング

おいしい野菜の作り方と注意点

庭付きの一戸建てをご購入された方の中では芝生やお気に入りの植物で理想なオシャレガーデニングを実現すること以外にも本格的な家庭菜園を楽しみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

家族でお世話して、育てた野菜が上手に育ち、見事に実っておいしくいただけるときの達成感はたまりませんね。 今回はお庭で本格家庭菜園を実現するためのコツと気を付けるべきことをお伝えいたします。

おいしい野菜の作り方

おいしい野菜を作るためには野菜が育ちやすい土作りを行うことが重要です。良い土の基本は「水持ち・水はけが良い」「通気性が良い」「酸度が適度であること」この3つです。この3つの条件が揃えば、病気や害虫の被害に遭うことも少なく、元気な野菜を育てることが出来ます。

用意するもの

  • スコップ(シャベル)
  • 鍬(くわ)
  • 木炭
  • 堆肥
  • 石灰
  • 種もしくは苗

1.土を掘り起こす

耕していなかった土は固くなっています。固いまま野菜を育てるとせっかく苦労して植えた野菜が上手に育たない場合があります。

固い土を柔らかくするには、土をスコップで掘り起こし、生えている雑草や小石を取り除く必要があります。 掘り起こしの深さはおおよそ20~30㎝ほどでスコップが土に隠れるのが目安です。

2.土を細かくする

スコップで掘り起こした土には大きな塊など見受けられますが、鍬を使って塊をほぐし、ふかふかにすることが出来ます。 柔らかくなった土は水はけと通気性がよくなって、根に水や栄養素、酸素を送りやすくなります。

3.堆肥・肥料を入れる

おいしくて質のいい野菜を収穫するためには肥料を投入することが不可欠です。

堆肥・肥料の混ぜる比率は商品に記載に従ってください。さらにいい土を作るためには、土の酸度を育てたい野菜よりも低くするのがおススメです。土を中和するためにはこの段階で石灰を撒きましょう。 ※酸度の測定は市販の酸度測定液でできます。

4.畝を作る

畑を見ると野菜を植えてある部分の土が盛り上がっていることが分かります。この部分を畝(うね)と呼びます。畝を作ることで、野菜の根が伸びやすく、水はけも良くなります。

柔らかくて栄養たっぷりの土を平らにして、東西方向に山と谷になる部分をスコップで掘り下げていきます。 ※その際参考となる大きさは畝幅70~80cm、高さ10~15cm、畝間(畝と畝の間)30~40cmが一般的で、多くの野菜を育てることができます。

5.育てたい野菜の種もしくは苗を植える

野菜を植える場合、種を植えるか苗を植えるか迷うこともあるかと思います。それぞれ特徴がりますので状況や好みに合わせて選ぶのがベストです。

種はその品種が豊富で、たくさん入っていて安いメリットがあります。さらに種まきから収穫までの過程を1から楽むことが出来ます。その代わり発芽しない可能性があったり、収穫まで時間がかかるデメリットもあります。

苗は種より割高ですが、ある程度育っている物を植えるので、雨や風でダメになる確率が減るだけではなく、植え付け時期が少し遅れていても成長してくれます。 しかしながら、育てたい野菜の苗が必ずしもお店に置いてあるわけではありません。その場合は種から育てるしかありません。

注意点

農作業は野外のため「けが」「虫刺され」「日焼け」「熱中症」に注意しながら行いましょう。 服装は長袖、長ズボン、帽子、長靴などを使用することをオススメします。タオルと手袋も用意すると役に立ちます。作業中は熱中症にならないよう水分補給をすることと、休憩をはさむことも忘れずに行いましょう。