火のないところにも煙が立つ!収れん火災に注意!

防災

火災に注意!

消防庁の調査によると、2019年の住宅火災の件数は、「1月から3月および12月」が最も多く、この期間に全体の4割を超える火災が発生しています。冬場は空気が乾燥しているためひが燃え広がりやすいことや、ストーブなどの暖房器具を使う機会が増えることから、住宅火災につながるようです。

また、火災は火元のないところから発生することもあります。特に鏡やガラスなどの作用で太陽の光が一点に集まり発火する「収れん火災」は、近年話題になりました。

ペットボトルやメガネ、鏡などは窓際に置かず、出かける時は日中でもカーテンを閉めるようにしましょう。 他にも、電子レンジに対応していない容器を温めたり、油分を含んだものを衣類乾燥機の中に放置したりして発火することもあります。まずは自宅の出火原因になりそうな場所を点検することから始めましょう

住宅火災に遭わないためには、出火の原因を知り、きちんと対策を立てることが大切です。出火原因の1位であるストーブの近くには、燃えやすいものを置かないように。また、火を使った調理の時は、必ず目を離さないようにしましょう。ガスコンロはもちろん、IHクッキングヒーターにも注意が必要です。熱する力が強いため、短時間で高温になり、てんぷら油などが一瞬にして発火する危険があります。

また、万が一火災が起きたときのために、防災グッズを用意しておくのも良い対策です。防炎昨日付きの布団やカーテンなら、もし引火してしまっても、燃え広がりを遅らせてくれます。家庭用の消火器を設置しておけば、小さな火なら自分で消火できます。また、住宅火災の死因の1位は「逃げ遅れ」。出火に気付くのが遅くならないよう、必ず火災報知器を設置しましょう。

対策

・火元の近くに燃えやすいものを置かない
・火を使うものから目を離さない
・布団やカーテンなど、燃え移りやすいものに防炎品を使う
・住宅用消火器や、住宅用火災警報器を設置する

この記事の出典

執筆者: ALSOK