今月のお手入れ

月毎に「今だからこそ」のお掃除ポイントや手入れ方法を紹介します。

7月のお手入れ

夏休みを利用して家族総動員お手入れ!

海の日がある7月は1年で最も暑い時期だと言われています。
学校も夏休みに入って、この時期は家族みんなを総動員して手に余る「外壁」と「ベランダ」の掃除をしてみましょう。

外壁のお手入れ

外壁は常に外気にさらされているため、時間が経てば経つほど汚れが目立ちます。
しかし、外壁は家のイメージに大きな影響を与えます。
外壁の掃除をすることは「美観保持」だけではなく「外壁を長持ちさせる」ことにも役立ちます。
外壁の汚れは主に「ホコリ・排気ガス」「カビ・コケ・藻」「雨だれ」があります。
ブラシ・スポンジ・外壁用洗剤を使ってスッキリ掃除をしましょう。
伸縮棒付きのブラシやモップがあると高いところまできれいにすることができます。

手順

  • 表面に着いた軽いホコリなどはホースで水を流して落とす。
    この時上の方から徐々に下の方へと流します。
  • 水で落ちなかった汚れをブラシ・スポンジ+外壁用洗剤で優しく洗いましょう。
    強くこすると外壁を傷つけてしまいますので、スポンジの場合は柔らかい面を使います。
  • 最後もう一度水で洗流します。
    洗剤が残ると変色や劣化の原因になる可能性がありますので、きちんと全体を洗い流すようにしましょう。

point!

頑固な汚れは、洗剤をつけて数時間おいてから洗い流すと落ちやすくなります。

外壁の掃除で高圧洗浄機を使う方もいらっしゃるかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。高圧洗浄をすると外壁の表面を保護している塗装も一緒に落としてします可能性があるからです。この塗装は外壁を守ってくれるのに重要な役割を果たしていますが時間が経つとその効果が切れてしまうため塗り替えが必要となります。築後5〜7年が経って汚れが増えてきたと感じたら外壁塗装を検討しましょう。

ベランダのお手入れ

住み始めのときはきれいだったベランダは時間が経つと壁や床にホコリがたまって真っ黒になりますよね。汚れの原因は雨や風にさらされて舞い上がった砂埃や木の葉、花粉など積み重ねた上に、洗濯物のホコリなど様々な汚れが蓄積したためです。
使わないタオルや古着とホウキ・デッキブラシを使ってきれいにしましょう。

浴室やシンクの端でピンク色のヌメリのある汚れを見たことはないでしょうか。
実はそれ、カビではなくロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)という酵母の一種でカビと同じように湿度の高い場所を好み、皮脂などの汚れを栄養にしています。
カビとは違って材質の中に入り込むことはないので、こするだけで落ちます。
しかし、ただこするだけだと残った菌が繁殖してしまい、すぐに元の状態に戻ります。
ピンクの汚れを駆除するためには市販の「カビキラー」や「バスマジックリン」を使ってしっかり除菌しましょう。

手順

  • エアコンの室外機を水拭きする。
    基本はホコリ汚れなので水拭きだけでもきれいに落ちます
  • 手すりや壁を水拭きする
    この時順番は上から下へ進みます。こびりついた汚れが取れにくい場合は、中性洗剤を十分にうすめた液で布を硬く絞り、汚れを拭き取って、その後、乾拭きします。
  • ホウキで大きめのゴミを取り除く。
  • デッキブラシに水を含ませて軽くこすり水で流します。
    強くこすると防水層を傷つけてしまうのでご注意ください。
  • バケツで水を静かに流しながら洗いましょう。
  • 最後に排水口にたまった汚れを取り除いて、細かい汚れは小さめなブラシでかき出して捨てる。

point!

室外機は湿度が高い小雨のときに拭くと落ちやすく、床のホコリは晴れた日にほうきで掃くだけで落ちるのでおすすめです。
雨水など水の流れをよくするため、排水口の汚れはこまめにしましょう。

普段気軽にはできない大掃除も家族てやると楽しいですね。一番熱い時期ということもあるので熱中症対策はしっかりしましょう。